会式とは本来、寺院で行われる法要一般の普通名詞であるが、のちに日蓮の
忌日法要を特にお会式と称するようになった。

日程と見どころ

池上本門寺の万灯行列

開催日時: 2016年10月11日(火)~10月13日(木)
       万灯練供養は12日18時から23時までです

会場:池上本門寺


最寄駅:池上

日蓮が池上(平泉都大田区)で没したのは弘安5年(1282)10月13日のことで、
その故地にあたる本門寺では、前夜の逮夜、12日夜に万灯供養が催され、
秋の夜長に大勢の人出で賑わいます。

現在のような万灯行列は二代歌川広重の浮世絵「高輪池上詣」に描かれて
いるので、江戸末期には登場していたことになリます。

万灯練供養は、18~22時ごろまで池上徳持会館から本門寺までの約2キロを
次々と万灯行列が進む行事で、講中の数は百数十講、人数にして三千余り
の行列は、講中ごとに纏が先頭となり、団扇太鼓、「おまんとう」とよばれる
行灯型の灯りと枝垂れ造花の飾りのついたものが続きます。

また、鉦・笛などの楽器を鳴らす者も加わリます。

各地から参集した講中の人々は、池上通りを進み、境内へと入ります。
そして最後に大堂前で読経の後、団扇太鼓に合わせて題目を唱え、裏手に
まわって纏を振って終了となります。

万灯は、万灯講あるいは万灯結社とよばれる講中によって準備されます。

かつては、「提灯万灯」とよばれる傘の下に提灯を吊るした簡単なものが
多かったが、現在は傘の下に行灯を付けた「灯籠万灯」が主流です。

なかでも何重もの塔の形をしたものが多いが、これは昭和初期から
つくられるようになった形式である。

「テンテテツク、テテドンドン」と団扇太鼓を鳴らしつつ行列します。
参詣者は葛餅を求めつつお参りするのが秋の風物詩となっています。

伝説によると、日蓮が没したときに庭前の桜が咲き誇り、弟子の日昭が
入滅を知らせる鐘を打ったという。

このいわれにより、桜の造花を飾った万灯を供養し、翌13の朝には
「入滅の鐘」を打って往事を偲びます。

仏壇の柱には野菜を巻きつけて桜の木をかたどったりして、収穫祭の
要素も盛り込んでいます。

また日本の祭りには切っても切れない屋台の列が並びます。

普段では見向きもしない。高い値段のフランクフルトソーセージや
チョコレートバナナといった定番の品物ががんがん売れていきます。
祭り独特の雰囲気ですね。

池上本門寺の歴史・見どころ

名称 日蓮宗大本山
      長栄山 池上本門寺 (ちょうえいざん いけがみほんもんじ)
住所 〒146-8576 東京都大田区池上1-1-1
電話番号 TEL 03-3752-2331(代)
ファクシミリ 03-3752-3350

身延山を出立し、病身の身を湯治で癒すため、常陸(茨城県)へ向かう
途中で武蔵国池上郷の池上宗仲の館に到着した。
今の東京都大田区池上です。

ここで20数日間を過ごし、亡くなりました。
亡くなる前に池上宗仲の山上に建立された一棟を日蓮が開堂供養して、
長栄山本門寺となずけました。それが今の池上本門寺の起源です。

日蓮没後、池上宗仲が法華経の字数69,384文字の合わせて69,384坪を
寺領として寄進し、今の池上本門寺の基礎となりました。
この池上氏の池上を頭に持ってきて池上本門寺と名乗るようになりました。

また春の桜、秋の紅葉も見どころの一つです。

また池上本門寺には一本だけ河津桜が咲いており、大田区一帯では珍しい存在
のようです。もちろん河津桜ですので一般の桜より早く咲きます。

池上本門寺へのアクセス

公共機関の利用

○東急池上線「池上駅」下車徒歩10分
○都営浅草線「西馬込駅」南口下車徒歩12分
○JR京浜東北線「大森駅」より池上駅行きバス(20分)「本門寺前」
 下車徒歩5分

車の利用

○首都高速目黒線戸越出口より横浜方面へ(約15分)
○首都高速羽田線羽田出口より環状八号線を北上、国道1号
 (第二京浜国道)を右折(約20分)
○東名高速東京ICより環状八号線右折、国道1号線(第二京浜国道)
 を左折(約25分)

その他の施設

○朗峰会館(参籠・食事・写真撮影等)
〒146-0082 東京都大田区池上1-2-1
TEL 03-3752-3101
ファクシミリ 03-3752-8788

○朗子会館(朗子クラブ・スポーツ文化活動等の拠点)
〒146-0082 東京都大田区池上1-32-12
TEL 03-5700-3151
ファクシミリ 03-5700-3155

地域のお会式

日蓮宗の諸寺では、10月12日から11月の中旬までの定まった日に、
これに準じたお会式を行います。

かっては、お会式行事は寺院のみでなく、題目講の宿や日蓮宗の檀家など
の一般民家でも行われ、日蓮をまつる仏壇が華やかに飾られたり、客の
接待が行われたりしていましたが、今日では寺院での行事に限られる
ようになりました。

題目講を母体にして、行事の役割を分担する講が組織され、地域の寺院の
お会式に参加します。

万灯供養を担当する万灯講や、日蓮の木像に着せる衣を奉納する御召物講
などがります。

本門寺中山法華経寺(千葉県市川市)などの大寺のお会式に参加する
講では、12日の夜に寺内や周辺の宿所で講の本尊を掲げて供物を供えて
通夜する、お龍もりの習慣もあります。」

特に、祈祷講では、お百度詣りなどをして修行を積み、堂の前庭で焚火を
した炭を持ち帰って火難除けを祈る民俗もあります。